住まいの豆知識
地盤改良工事で土地の資産価値は下がる?注意すべきポイントは地盤調査
2021.12.14
住まいの豆知識
今回は、家を建てるときに必要な地盤調査のお話。
地盤とは、建物を建てる土地の中の地中のこと。
その地盤の状態は建築物の安全性に直結します。安全な住宅を建てるために土地の状態を調べる、そのための地盤調査を行います。
地盤調査を行った後に、地盤改良工事が必要かどうかを判断します。
土質の詳細な調査をするために、一般的には「スクリューウェイト貫通試験」を行います。
この方法は、建物が立つ四隅と中心の計5ヶ所を調査します。調査時間も短くコストも抑えられ広く普及しています。
しかし、土の軟硬は分かりますが土質は推定になってしまいます。そのため、安全度を過剰に見て不要な工事が増えてしまううえ、改良工事の方法によっては地中の杭などが地中埋設物として判断され資産価値が下がってしまう恐れがあります。
大事なポイントは、「正しく地盤を調査して、不必要な地盤改良工事を減らせるか」となります。
当店の場合ですが、スクリューウェイト貫通試験だけでなく、ハンドオーガーボーリング調査を行い、土質の詳細な調査を実施することを推奨しています。
そのため土質データを取得し、工事が必要かどうか、またどの程度必要なのかを見定めることができます。
大切なあなたの土地。私たちは先の未来も見据え、大事なことを提案してまいります。
◆ハンドオーガーボーリング調査の様子