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構造見学会にご来場いただきありがとうございました!

2024.02.15

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1月28日に茨城県ひたちなか市にて構造見学会を行いました。

こちらのお宅では、イレブンハウスの標準仕様であるハウスガードシステムを採用しております。完成した住宅では隠れて見えなくなってしまう構造躯体をお客様に見ていただきました。

ハウスガードシステムとは、高い防腐・防蟻効果と寸法安定性を備えた『緑の柱』です。

木材の天敵であるシロアリと腐れに強い『緑の柱』を土台部分と1階の柱に使用することにより、耐久性の高い構造躯体となります。

(手前の色が緑色の木材がハウスガードです)

一般的に木造住宅で使用されているヒノキの耐用年数は約5年と言われています。約5年で腐朽やシロアリの被害によって構造躯体が劣化してしまうリスクがあるということは、つまり新築時に高い耐震性を実現できたとしても5年後以降は経年劣化により耐震性が悪化していくということです。

対してハウスガードの耐用年数は、30年以上。腐れやシロアリの被害による木材強度の劣化がなく、半永久的に新築時の耐震性能を保ち続けることができます。

 また、柱だけではなく構造を固定する金物も非常に重要となってきます。イレブンハウスでは、腐らない柱と錆びることのない金物を使用することで堅牢な構造を実現しています。

 併せて、シロアリの侵入経路となり得る基礎やさや管周りも徹底して対策。イレブンハウスでは、長期優良住宅が標準となっているため床下全てさや管仕様です。基礎とさや管の隙間には防蟻薬剤を使用し、床下からのシロアリの侵入を未然に防ぎます。

(基礎とさや管の隙間に防蟻剤「コシシートEV」を使用しています)

 

構造見学会にいらっしゃったお客様から、次のような質問をいただきました。

――――― 「小さな子供がいるのですが、薬剤は安全なものなのでしょうか?」

『緑の柱』は、「マイトレックスACQ処理液」という薬剤を加圧注入処理で使用しています。薬剤=危険というイメージがあるかもしれませんが、マイトレックスACQ処理液の主成分は「塩化ベンザルコニウム(BKC)」と「銅化合物」。どちらも安全性が保障されている物質です。塩化ベンザルコニウムは歯磨き粉やウエットティッシュ、消毒液などに使用されています。また、銅化合物は10円玉などの銅貨や調理器具などに用いられており、どちらとも私たちの生活に馴染み深い存在です。人体に影響のない薬剤となっておりますので、ご安心ください。

――――― 「ハウスガードにすると保証はありますか?」

一般的に使用されているシロアリ駆除剤では5年ごとに床下への散布が必要になる上、1階柱より上の木部に関してはメンテナンスをすることが実質的に不可能です。ハウスガードシステムでは、10年ごとに床下処理を施すことで上部木部のメンテナンスが不要となりメンテナンスコトの削減にもつながります。また、20年間という長期間の防蟻・防腐の保証があり、保証期間中に腐れやシロアリ被害が発生した場合は、損害賠償保証がついてきますので、お客様にも安心していただいております。

 

 イレブンハウスが1番大切にしていることは、「長く住み継げる家」をつくること。未来のご家族の健康を守り、快適に暮らせる住まいにするために、長寿命な家づくりの根底となる構造躯体にはこだわらなければいけないと考えています。

今回の構造見学会では、完成した住宅では壁の中に隠れてしまう構造躯体をお客様に見ていただきました。家づくりっていろいろと選択しなければならないことが多く、悩むことがたくさんあるなというお客様の声もお聞きしました。素敵な水回りやインテリアなどこだわりいっぱいの内装も大切ですが、家を長持ちさせるために何より大切なのは「構造躯体」です。

お客様やそこで暮らし続けるご家族を守るためにも、新築時の耐久性や快適性を維持することが必要でありその様な家づくりのお手伝いをさせていただきます。

30年後もさらにその先も住まう人が健やかで安心に暮らせるお住まいが増えていくことを祈っております。

 ご来場いただいたお客様方、ありがとうございました。

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