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完成現場見学会にご来場いただきありがとうございました!

2024.02.20

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2月3日、4日に茨城県水戸市にて完成現場見学会を行いました。私にとっては初めての完成現場見学会でしたが、たくさんの方がご来場してくださいました。

今回の見学会でご紹介させていただいたのは、耐震等級3の木の断熱材を使った、環境にも住まう人にも優しい未来へ住み継げる循環型住宅です。

 

このお宅の魅力の1つは、ダイナミックな大屋根。大屋根は和風と洋風のどちらの家の外観にもマッチしやすく、イレブンハウスの推しスタイルです。

和風と洋風のどちらにもよく馴染むデザインで、堂々とした印象を与えてくれます。

 

また、大屋根はデザイン面だけでなく雨漏りのリスクを減らしてくれるというメリットもあります。もともと大屋根は雪の多い北欧の国々でも用いられていた屋根のデザインで、屋根の雪を落としやすいような構造になっています。そのため、北欧では大屋根のデザインの家が数多く存在しています。

日本も雨の多い国であるため、大屋根のような勾配があり、単純な形になっている大屋根の方が、耐久性が高くメンテナンスがしやすいというメリットがあります。

水の浸入は建物の劣化や損傷の主な原因の一つであり、防水対策をしっかりと行うことで耐久性を向上させることができます。つまり大屋根は、住宅の大敵である雨漏りに強い屋根の形状のため、住宅への負担も減らしてくれると言えます。

 

続いて、存在感のあるはね出しの大きな庇(ひさし)。庇とは、建物の屋根や窓の上に設置される、雨や日差しをしのぐための突き出た部分を指します。こちらのお宅では、玄関前から今後設置する予定のカーポートまで大きな庇と軒が続いているので、雨の中を帰宅した際でも濡れる心配がありません。

また、日本の伝統的な住宅においては、大きな庇が特徴的なデザイン要素として取り入れられることもあります。雨どいのない庇から雨水が直接地面に滴り落ちる様子や、雨後の屋根の濡れた風景など、季節や天候の移り変わりを感じさせる情景があります。

和洋問わずどんなデザインにもよく馴染む大屋根と庇でイレブンハウスがおすすめするジャパンディデザインの完成です。

木のぬくもりを感じる板張りの外壁は、天然木の米杉のサイディングです。こちらのサイディングは、経年変化を楽しんでいただけるよう無塗装のまま使用しています。

木の外観の最大の特徴は、『経年美』です。「新築時ならではの美しさ」も素敵ですが、雨風にさらされシルバーグレーに日焼けしていくことで味わいのある美観となっていきます。

 

また、天然木の良さは加工が容易であること。一般的なメーカー独自の工業製品は、数年で「型遅れ」になり、張替えの際に全面張替えをしなければいけないケースがほとんどです。しかし、このサイディングは特別な工場設備・工場ラインから作られたものではないため現場での加工が容易で、部分補修にも適しています。傷が目立つ箇所や気になる部分のみメンテナンスすることが可能なので、メンテナンスのしやすさも十分です。

 

私たち人間が歳を取るように、もちろん住宅も私たちと一緒に歳を取っていきます。必ずしも「物が古くなること」が経年劣化とは限りません。年月を重ねることで生まれる美しさを楽しむことができるのも「木の外観」ならではの良さではないでしょうか。

家とともに過ごした「時間」によって変化していく色合いや意匠性は、建物への愛着につながるはずです。

 

今回このお宅では無塗装のまま米杉サイディングを使用しましたが、お好みの色に塗装することもできます。塗装をした場合は定期的にメンテナンスをしていただくことで、長期的な補修・修復が可能ですとご説明させて頂いております。

そして、こちらのお宅の最大の特徴は、イレブンハウスの標準仕様であるハウスガードシステムの腐らない木・『緑の柱』と環境先進国ドイツGUTEXで製造された断熱性能の高い木質繊維断熱材ECOボードを使用している点です。

木質繊維断熱材は、優れた遮熱・蓄熱性能を持っています。木質繊維は微細な空気を含んでおり、空気の移動を防ぎ、熱を保持する役割を果たします。そのため、建物の内部を外部からの温度変化や気候条件から保護し、快適な室内環境を作り出すのに役立ちます。

性能の高いECOボードを使用することで、夏は涼しく・冬は暖かいお住まいを実現しました。夏場の2階では熱くて眠れなかったり、冬場は床が冷たく足が冷えたりするといった問題も解消されます。1年を通して寒暖差の少ない住宅は住まう人の健康を守ってくれ、年中快適に過ごすことができます。

また、木の断熱材は断熱性併せて調湿性と音響吸収性に優れています。湿気を吸収し、放出することができるため、建物の外周部は水蒸気の移動を妨げない構造とし建物内部の湿度を調節し、快適な環境を維持するのに役立ちます。これは、カビや結露、臭いなどの問題を軽減し、構造躯体の蒸れや腐れの予防となり建物の耐久性を向上させるのに役立ちます。

調湿性だけでなく、高い遮音力も併せ持つのが木質繊維断熱材のすごいところ。音響吸収性に優れているため、外部からの音の進入を軽減できるので交通量が多い幹線道路沿いの排気音や雨音なども防ぐことが可能です。

 

イレブンハウスが1番大切にしていることは、「長く住み継げる家」をつくること。

定期的なメンテナンスは住宅の耐久性を維持するために非常に重要ですが、メンテナンスのできない建材を使用していては元も子もありません。私たちは、長く住み継げる家づくりにおいて長寿命な家づくりの根底となる構造躯体にこだわり、メンテナンスのしやすい良質な建材を使用することを重視しています。

住宅の建設や改修は多額の費用がかかります。住まいを高性能化することで、建設や改修の頻度を減らし、維持管理コストを削減することができ光熱費も削減することができます。長期的な視野で見れば、住まいの耐久性・快適性を高めることで、将来的な経済的負担を軽減することができ、将来そこに住み続けるご家族にとっても豊かに暮らすことを実現できます。

 

イレブンハウスでは、大変申し訳ございませんが現時点でモデルハウスの準備ができておりません。現在は完成現場や施工現場での見学会やOB客様のお宅を見学させていただいております。今回このように現場見学会を開催させていただき、多くのお客様にイレブンハウスの住まいの魅力を直接ご体感いただくことができ心より嬉しく思います。

 

また完成見学会を開催する機会がございましたら、是非ご来場いただければ幸いです。

ご来場いただいたお客様方、ありがとうございました。

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